単語間スペース
単語間のスペースに特別な注意を払うのはおかしな話に聞こえるかもしれません。 しかし、これは書体デザインで最もよく行なわれている部分の 1 つです。
広過ぎる、あるいは狭過ぎる、単語間のスペースはフォントをデザインを台無しにしてしまいます。すでに最初の文字に取り掛かっているのであれば、単語間のスペースについて考え始めるのに早過ぎるということはありません。この時点で行なう選択は、フォントのデザインが進むにつれて、徐々に調整されていくでしょう。
この単語間スペースは 狭過ぎ ます:
こちらは、広過ぎ ます:
これで ちょうど良い バランスが取れました:
活字を大きなサイズで使用するつもりであれば、単語間のスペースを小さくし、非常に小さなサイズで使用することを目的としている場合は、その逆になります。
ある調査によると、単語間スペースは小さ過ぎるよりも大き過ぎる方が許容されやすいため、よく判らない場合には、その方向に進むとよいでしょう。
【メモ】 同様の研究では、大人の読者にとって普通と考えられるよりも広い単語スペースのほうが、特に年少の子供は、何等かの恩恵を受けていることが示されています。
Linda Reynolds & Sue Walker (2004) — 「子供向けの図書では、単語は何も語りません。単語の間隔と文字の間隔がそうするのです。」、Journal of Research in Reading、27 巻、第 1 号、頁 87-98。